こんにちは、[Ta]でございます
弊社の夏の定番作業といえば、年間の醸造工程の際に出来上がる副産物
「清酒粕」の袋詰めです。甘酒や粕汁、漬物などに使われるあの粕の事です。
酒粕は醪(もろみ)を上槽した時に原酒と分離される固形分で一般的にはこの状態を
「板粕」と呼んでいます。これらを貯蔵タンクにて踏み込み、半年以上熟成させたものがペースト状のいわゆる
「踏込み粕(押し粕)」といわれる物です。
タンクから汲み上げポンプで吸い出された酒粕は分量機から袋に詰められます。
思い起こせば私が弊社に入りたての頃は、スコップで切り出した粕を台を使って昇降運動(笑)したりバケツリレーして汲み上げたりと全てが人力の大変な作業でした……
ちなみに、状態にもよりますが酒粕には
アルコール分が5~8%程度ありますので、食べ過ぎると酒類を摂取したのと同様の酒酔いをします。運転をする方は十分注意してください
(文/撮影:Ta)